脳卒中予防の運動にはウォーキングがベスト①

女性の脳卒中予防にはウォーキングが最適

(2013年1月) "Stroke" 誌に掲載されたスペインの研究によると、女性の脳卒中を予防する運動としてはウォーキングが最適です。

一週間あたり 210分以上を元気よく歩く女性は、何も運動をしない女性だけでなく自転車などのように強度が高い運動をする女性よりも、脳卒中になるリスクが低いというのです。

研究の方法

この研究では、33,000人近くの男女(大部分が献血経験者で健康)が運動状況について回答したアンケートの結果を性別、運動の種類、週当たりの運動時間によって分類ました。

そして、回答者を定期的にチェックして脳卒中になった人を記録しました。 12年間の追跡調査期間中に、442人の男女が脳卒中になりました。

結果

アンケートの回答と照らし合わせた結果、日常的にウォーキングをしている女性では脳卒中のリスクが、何も運動をしていない女性と比べて43%減少していました。

男性では、運動の種類や頻度に関わらず脳卒中のリスクは減少していませんでした。 この男女の違いの理由は不明です。

補足情報

この研究には次のような弱点があります:

  • 被験者が世間一般に比べて健康的過ぎる。(世間全般の代表サンプルとしては不適切)
  • データのうちに不正確なもの(記憶に基づくアンケートの回答)が含まれている。
ただし、脳卒中予防に運動が効果的であることは他の研究でも示されているため、WHOなどが定めた脳卒中予防のガイドラインに従って、一週間あたり150分程度を目安として中強度の運動(ウォーキングなど)を行うのが良いでしょう。