クルミを食べるとビフィズス菌が増える

(2018年2月) "Nutrients" 誌に掲載されたルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの研究で、クルミを食べるとビフィズス菌が増えるという結果になりました。 クルミに含まれるポリフェノールなどの成分がプレバイオティクスとして作用するのかもしれません。

研究の方法

健康な男女135人にクルミ(43g/日)を8週間にわたり食べてもらい、クルミを食べなかった8週間とで腸内細菌(糞便のサンプルを検査した)の種類構成を比較しました。

結果

クルミを食べたときには、善玉の腸内細菌として有名なビフィズス菌や短鎖脂肪酸(SCFA)の一種である酪酸を作り出すルミノコッカス科の細菌が増加していました。 SCFAは、血圧・食欲・腸の健康などに影響して炎症性疾患・糖尿病・心臓病などのリスクを引き下げてくれるのではないかと期待されています。

ただ、クルミを食べたときにはルミノコッカス科の細菌と同じく酪酸を作り出すラクノスピラ科の2種類の細菌が減っていました。 ラクノスピラ科の細菌は感染症の原因となるC.ディフィシル菌から人体を守ったり、肥満を抑制したりしてくれます。 これまでに行われた動物実験には、クルミを食べるとラクノスピラ科の細菌が増えるという結果になったものもあるので、今後の研究でクルミとルミノコッカス菌の関係についてさらに調べる必要があります。

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この研究はカリフォルニアくるみ協会の資金提供により行われました。