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クルミに大腸ガンを抑制する効果?①

(2015年5月) "Journal of Nutritional Biochemistry" に掲載されたハーバード大学の研究によると、ウォールナッツ(クルミ)を食べることによって大腸ガン腫瘍の成長を抑制できるかもしれません。

研究の方法
この研究では、大腸に腫瘍のあるマウスを2つのグループに分けて、一方のグループにはクルミ(*)を含むエサを、そしてもう一方のグループには普通のエサを、それぞれ25日間にわたって与えるという実験を行いました。
(*) 投与量は1日あたり2食分。 ヒトで言えば57g程度に相当する程度の量。
結果
クルミを食べたグループでは、腫瘍中に存在するオメガ3脂肪酸(*)の量がもう一方のグループの10倍になっていました。そして、腫瘍中に含まれるオメガ3脂肪酸が多いと腫瘍のサイズが小さいという関係が見られました。 腫瘍の成長速度もクルミを食べたグループの方が遅くなっていました。
(*) クルミにはオメガ3脂肪酸の一種であるα‐リノレン酸(ALA)が含まれています。
大腸ガン抑制効果のメカニズム

クルミを与えられたグループの大腸ガン腫瘍において miRNA の発現量に変化があったことから研究チームは、クルミの成分が miRNA(マイクロ・リボ核酸)に作用して、炎症を抑制する、ガン細胞の血管新生(腫瘍への栄養供給)や増殖を防ぐ、ガン細胞のアポトーシス(プログラム細胞死)を促進するなどの効果を発揮するのではないかと考えています。

留意点

今回の研究はマウス実験なので、ヒトでも同じ結果になるとは限りません。 また、この研究にはカリフォルニア州のクルミ業界団体も資金を提供しています。

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