野菜や果物を洗うときに洗剤を使っても意味が無い?

(2014年6月) 台所用洗剤の用途には野菜や果物を洗うというのも含まれていますが、ノースカロライナ州立大学の研究者によると、野菜や果物についているバイキンを落とすのに洗剤を使う必要は無く、流水(水道水)で洗うだけで十分です。 水で激しく洗うことによって99%のバイキンを落とせます。

ただし1%のバイキンが残るので、抗がん剤の副作用などによって免疫力が弱っている人の場合は食品を加熱調理してから食べることが推奨されます。 加熱調理すると、99.9999%のバイキンが死滅します。

研究者によると 99%と 99.9999%では大きな違いがあります。 果物や野菜は何千匹もの微生物で汚染されていますが、食品に起因する健康被害の大部分は(水で洗った後の)微生物が20~30匹しか付着していない食品によって引き起こされます。 2,000~3,000匹の微生物が99%減っても20~30匹なので、99%の微生物を洗い落とせたところであまり意味はありません。

これに対して、微生物を 99.9999%減らすというのは、微生物の数を 1/100万にするということなので、加熱調理後には微生物が 0.002~0.003匹しか残らないことになります。
この研究者の言いたいことがはっきりしませんが、「食中毒などを防ぐ上では、野菜や果物を水で洗うだけでは十分ではないが、洗剤や石鹸を使ってもバイキンの減少率は変わらない。 完全を期すなら加熱調理をするしかない」ということでしょうか。