左利きの人は乳ガン発症の時期が早い

(2016年9月) "Journal of B.U.ON" に掲載されたハジェッテペ大学(トルコ)の研究によると、利き手が左手の人は右利きの人よりも乳ガンを発症する時期が早い可能性があります。

研究の方法

トルコに住む20~83才(平均年齢48才)の乳ガン患者898人(男性を1人含む)の、生存期間や利き手などに関するデータを分析しました。

結果
898人のうち左利きだったのは55人(6.1%)でした。 乳ガンのタイプや腫瘍が生じる場所(どちらの側の乳房に生じるか)などと利き手との間に関係は見られませんでしたが、左利きの患者は乳ガンの病状が似ている右利きの患者に比べて、乳ガン発症の時期が2年早くなっていました。
乳ガン発症年齢の中央値が、右利きの患者で48才だったのに対して、左利きの患者では46才でした。
解説

利き腕が右と左のどちらになるかは、本人が母親の胎内にいるときにさらされるエストロゲン(女性ホルモン)の量に影響されます(エストロゲンが多いと左利きになりやすい)。

そして、胎内にいるときにさらされたエストロゲン(とテストステロン)の量は、のちに乳ガンになるリスクにも影響すると考えられています。