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テレビが子供(5~18才)の知能の発達を阻害する

(2014年1月) "Cerebral Cortex" 誌に掲載された東北大学の研究によると、テレビを観る時間が長い子供では脳に構造的な異常が生じ、知能の発達が阻害されている可能性があります。

研究の内容

この研究では、5~18才の男女の子供276人の脳をMRI を用いて撮影しました。 その結果、テレビの視聴時間が長い子供ほど、前頭極皮質(frontopolar cortex)という前頭葉前部に位置する領域における灰白質の量が多いことが明らかになりました。 灰白質の多さは言語能力の低下を示す兆候です。

解説

前頭極皮質の灰白質の量は「体重」のようなもので、脳が発達する子供のうちに「ダイエット」をすることによって脳が効率的に機能するようになります。 研究グループによると、脳が発達する時期に(灰白質の量が減って)皮質が薄くなってゆき、皮質が薄い子供ほど IQ が高くなります。

テレビを観るという行為は、楽器の演奏などの技能を身に付けるのと違って、認知機能の向上に寄与しません。 それどころか、認知機能が衰える原因となる可能性すらあります。 今回の結果から研究グループは、子供がテレビを観る時間を制限することを勧めています。

研究対象となった子供たちが1日にテレビを観る時間は0~4時間で、平均視聴時間は約2時間でした。