水を飲む量を増やすだけでカロリー・糖分・塩分の摂取量が減る?

(2016年3月) "Journal of Human Nutrition and Dietetics" に掲載されたイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究によると、水を飲む量を増やすことでカロリー・糖分・塩分・脂肪の摂取量を減らせるかもしれません。

研究の方法
米国人男女 18,300人超を対象に昨日の食生活について尋ねるアンケート(*)を実施し、回答結果を分析しました。
(*) 3~10日間を空けて2回行われた。
結果

水(お茶やコーヒーではない水。 水道水やペットボトルの水)を飲む量が多い人ではカロリー摂取量・糖類が使われた清涼飲料水・嗜好食品の摂取量が少なくなっていました。 水を飲む量が食生活に及ぼす影響はBMIや人種などに関わらず一定でした。

水を飲む量が1%多いとカロリー・脂肪分・糖分・塩分(ナトリウム)・コレステロールの摂取量(平均値)がそれぞれ次のように減るという計算になります:
カロリー 8.6kcal
脂肪分 0.21g(飽和脂肪0.07g)
糖分 0.74g(*)
ナトリウム 9.8mg(†)
コレステロール 0.88g

(*) WHOが推奨する摂取量は砂糖にして1日あたり25gまで。

(†) WHOが推奨するナトリウム摂取量は1日あたり2gまで(塩分は5gまで)。

別の計算では、水を1日に1~3杯余分に飲むことでカロリー摂取量を68~205kcal、ナトリウム摂取量を78~235mg減らせるということになります。

その他の結果

被験者が1日に飲む水の量は平均4.2杯でした。 この量は、食事や水以外の飲料から得られる水分を含めた1日の水分摂取量の30%超にあたります。

被験者の平均カロリー摂取量は 2,157キロカロリーで、そのうち糖類が使われた清涼飲料水に由来するのが125キロカロリー、嗜好食品(カロリーが高く、その他の栄養は少ない)に由来するのが432キロカロリーでした。