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水の健康効果

心臓・血管の健康

体内の水分が不足すると血液の量が減るために、心臓が細胞に酸素を届けるのに必要な労力が増加します。 そのために、水分が不足している人では階段を上がるなどの日常的な運動でも疲れてしまいます。

水分不足はさらに、血液が濃くなる原因にもなります。 血液の粘度が増すと、心臓の負担が増したり、動脈や静脈に血栓が生じたりするために、心臓発作や脳卒中のリスクが増加すると考えられます。 水分不足によるこれらリスクの増加は、高コレステロール高血圧による増加ほどではありませんが、科学的な根拠があります。

水分を補給することによって、血液の量が増加し、粘度も低下するので、心臓や血管にかかる負担が軽減されます。

デトックス(解毒)効果

体内の水分には、細胞から尿素態窒素などの老廃物を除去するという役目があります。 尿素態窒素は水溶性の物質なので、腎臓を介して尿として体外に排出されます。 ただし、腎臓が尿素態窒素を尿として排出するには水分が必要です。 重度の脱水状態では、腎臓は機能を停止して体内に毒素が蓄積されてしまいます。

ドライマウス防止

体内の水分が不足して唾液の生産が不十分になるとドライマウスになってしまいます。 ドライマウスは口臭の原因になるだけでなく、虫歯を促進する要因にもなります。

筋力の維持

水分不足は、筋肉疲労の原因にもなります。 筋肉への栄養補給にも、筋肉からの老廃物除去にも水分が関与しているためです。 "American College of Sports Medicine" では、運動をする前および運動中に水分を補給しておくことを推奨しています。

便通

水分を十分に取るのは便秘の防止にもなります。 体内の水分が不足すると、水分不足を補うために結腸において大便から水分が吸収されて便が固くなるためです。

また、腸の掃除には食物繊維が有効であると言われていますが、この点に関しても水分が必要です。 便中の食物繊維が水分をたっぷり吸収して膨張することによって、食物繊維による掃除効果が発揮されるためです。

ダイエット

水を飲むだけで痩せるかもしれないという研究や食前に水を飲むとダイエットの効果が増幅されるという研究があります。 その根拠は水誘導熱産生というものですが、水誘導熱産生にさしたるダイエット効果は無いとする研究もあります。

学業成績アップ

"British Psychological Society Annual Conference" で発表された研究で、ペットボトルの水を試験会場に持ち込んだ学生の方が、試験会場に水を持ち込まなかった学生よりも、試験の点数が良くなるという結果になっています。 ただし、この研究では、学生が試験中に実際に水を飲んだかどうかまでは確認していません。

水を飲みながら試験を受けることで試験の成績が良くなる理由は不明ですが、研究グループは、試験中に水分を補給することで思考能力が向上したり、不安な気持ちが静まるためではないかと考えています。

夏の早産防止

高い気温が続くと妊娠満期が迫っている妊婦で早産が増加するという研究がありますが、その原因として水分不足が挙げられています。 水分不足によって分娩を引き起こすホルモンが増加すると考えられるのだそうです。

結石予防

脱水症状が腎結石の一般的な原因であるため、結石の予防においては水を飲むというのが非常に有効です。 結石予防という観点からは、1日に2.5リットル程度の尿を出すことを目標に水分を摂取するのが良いでしょう。