(2018年1月) "Journal of Sports Sciences" に掲載された南通大学(呉)の研究によると、運動をするのが週末だけの場合にも生活習慣病の予防に効果が期待できそうです。
研究の方法
中国に住む女性1万3千人超および男性7千人弱のデータを分析しました。
結果
週末だけ運動するというグループは運動習慣が無いグループに比べて、次のように生活習慣病のリスク(オッズ比)が低くなっていました:
疾患名 | 男性 | 女性 |
メタボ | -42% | -33% |
糖尿病 | -48% | -48% |
高血圧 | -21% | -29% |
運動をする頻度が週に3日を超える(平日にも運動をする習慣がある)場合にも同じような感じで生活習慣病のリスクが低くなっていました。
結論
「世界保健機関(WHO)が推奨する身体活動量の基準(*)を満たしていれば運動をするのが週末だけであっても生活習慣病のリスクを下げられる可能性がある」と研究チームは述べています。
(*) 中強度の身体活動を150分/週または高強度の身体活動を75分/週。