寝溜めで睡眠不足を解消して2型糖尿病を予防①

(2013年6月) 寝不足によって2型糖尿病のリスクが増加しますが、シドニー大学の研究によると、平日に仕事などで寝不足が続いていても、その分を週末に寝溜めすることで増加したリスクを引き戻すことが出来る可能性があります。

金曜日の夜から日曜日にかけてたっぷり寝ることで、インスリン感受性(血糖値を引き下げるのに必要なインスリンの量を左右する)が有意に改善されるというのです。

研究の方法

糖尿病でない男性19人(平均年齢28.6歳)を対象に行われました。 いずれも半年以上にわたって平日の睡眠時間が6.2時間で睡眠が不足しているけれども、週末に2~3時間多く眠るという睡眠習慣の人たちでした。

男性たちを3つのグループに分け、2回にわたって、週末3日間(金土日)の夜を睡眠用の実験室で過ごしてもらいました。

3日間の睡眠の内容は、①1晩あたり10時間の睡眠、②1晩あたり6時間の睡眠、③1晩あたり10時間の睡眠だが睡眠が深いときにノイズにより(目覚めない程度の)浅い睡眠に引き戻すというものでした。

各グループは、これら3種類のうちの2種類を一回ずつ経験しました。 食事は同じものを用意して、食事内容が結果に影響を与えないようにしました。 そして採血により血糖値とインスリン値を測定して、インスリン感受性を割り出しました。

結果
週末に10時間眠ったときに、インスリン感受性が有意に改善していました。
③のノイズで浅い睡眠に引き戻すというのは、周囲で物音がする状況での昼寝や朝寝を想定しているのでしょうか。