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ビールを週に1~2回だけ飲む女性は心臓発作のリスクが低い

(2015年9月) "Scandinavian Journal of Primary Health Care" に掲載されたヨーテボリ大学(スェーデン)の研究で、ビールを週に1~2回飲む習慣がある女性は心臓発作になりにくいという結果になりました。

研究の方法

スェーデンに住む38~60才の女性 1,462人を対象に、ビール・ワイン・蒸留酒の飲酒頻度などに関するアンケート(飲酒量は調べていない)を実施したのち、彼女たちが高齢者になるまでの32年間にわたる追跡調査を行いました。

結果

32年間のうちに心臓発作を起こした女性は185人、脳卒中を起こしたのは162人、糖尿病を発症したのは160人、ガンになったのは345人でした。

ビール

当初のアンケートでビールを毎週(*)あるいは毎月飲む習慣があると回答したグループでは、ビールをまったく飲まないグループやビールを毎日のように飲むグループに比べて、心臓発作のリスクが30%低くなっていました。

(*) 「毎週」は週に1回か2回。 「毎月」も月に1回か2回。
蒸留酒
蒸留酒を頻繁に(毎日~毎月)飲むと回答したグループでは蒸留酒をまったく(少なくとも過去1年間)飲まないというグループに比べて、心臓発作で死亡するリスクが50%ほど減っていたもののガンで死亡するリスクが50%ほど高くなっていました。
ワイン

ワインの飲酒習慣は、心臓発作・脳卒中・糖尿病・ガンのいずれのリスクとの間にも統計学的に有意な関係が認められませんでした。

コメント
研究者は次のように述べています:

「これまでの研究でも適度な飲酒が健康に有益である可能性が示唆されていますが、本当にその通りなのか否かは明確ではありません」

「今回の研究では心血管疾患(心臓病や脳卒中)の様々なリスク要因を考慮しているので、その点については信頼できます。 しかし、ワインを適量飲むというグループでビールのグループのようなリスク低減が見られなかったという点については今後の研究で確認する必要があります」