閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

ウェイト・リフティングとジャンプ運動が骨粗鬆症の予防に効果

(2015年7月) "Bone" 誌に掲載されたミズーリ大学の研究で、ウェイト・リフティングとジャンプ運動が中年男性の骨密度を増やすのに有効であるという結果になりました。 骨密度は加齢により徐々に減少し、骨粗鬆症のリスクが増加する原因となります。出典: Exercise May Reverse Age-Related Bone Loss in Middle-Aged Men

研究の方法

健康で運動習慣のある中年男性38人に1年間にわたって、カルシウムおよびビタミンDのサプリメントを服用しつつつ、ウェイト・リフティングまたはジャンプ運動を週に60~120分行ってもらうという試験を行いました。

骨密度(全身・腰骨・腰椎)の測定は、X線を用いて試験開始時・試験開始半年後・試験開始1年後の3回行いました。

結果

ウェイト・リフティングとジャンプ運動のいずれでも、試験開始から半年後の時点で全身および腰椎の骨量が増加し、1年後にも増加した分の骨量が維持されていました。 腰骨の骨密度はウェイト・リフティングをしたグループでのみ増加していました。

強骨効果のあるウェイト・リフティングの種類
研究者によると、ウェイト・リフティングの種類はなんでも良いわけではありません:
「運動によって強くなるのは機械的な負荷(重さ)が加わった骨に限定されます。 したがって今回は、腰骨と脊椎に負荷がかかる運動(スクワットデッドリフトランジオーバーヘッドプレス)をしてもらいました。」
トレーニングを始めるにあたって

「運動習慣を開始する前に心臓病・高血圧・糖尿病前症などの有無を検査したりしないのが普通ですよね。 こういった病気を予防するために運動をするわけですから。 それと同じように、ウェイト・リフティングを始める前に骨粗鬆症かどうかを気にする必要はありません。 ジャンプ運動にしてもウェイト・リフティングにしても安全で効果的な運動です」

「骨粗鬆症の予防を目的として運動習慣を開始する際には、それまでの運動量や、好きな運動の種類、設備・時間などの制限などを考慮して運動内容を検討しましょう」

「運動習慣を始めて間もない頃は筋肉痛や疲労感がありますが、やがて軽減されてゆきます。 ジャンプ運動もウェイト・リフティングも、慣れてきたら徐々に運動の内容を強くしてゆきましょう。 そして休養の週を設けることも大事です。 骨が強くなるには休養も必要なのです」