中年期以降に体重が大きく減った人は軽度認知障害に要注意

(2016年2月) "JAMA Neurology" に掲載された Mayo Clinic(米国)の研究によると、中年から老年にかけて体重が大きく減る人では軽度認知障害(MCI)のリスクが増加します。

研究の方法

認知機能が正常な70才以上の高齢者 1,895人の40~65才の頃の身長・体重を医療データから入手し、平均4.4年間にわたってMCIの発症状況を追跡調査しました。

結果
体重
追跡期間中にMCIを発症したのは524人でした。 中年期以降の10年あたりにおける体重の減少幅が、MCIを発症しなかったグループ約1.2kgであったのに対してMCIを発症したグループでは約2kgでした。 中年期以降の10年あたりに体重が約5kg減るとMCI発症のリスクが24%増えるという計算になります。
ダイエットで意図的に体重を減らしたのか、それとも自然と体重が減ってしまったのかは区別していません。
体重以外のリスク要因
次に該当する場合にもMCIの発症リスクが増加していました:
  • 比較的高齢である。
  • ApoE-e4対立遺伝子と呼ばれるアルツハイマー病の遺伝的なリスク要因を抱えている。
  • 糖尿病、高血圧、脳卒中、または冠動脈疾患の病歴がある。