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ダイエットにより肥満者の死亡率が低下

(2015年3月) これまでに複数の研究で、肥満により早死にのリスクが増加することや肥満者がダイエットをすると早死にの様々なリスク要因が解消されることが示されきましたが、"PLOS ONE" に掲載されたメタ分析(*)により、ダイエットによって肥満者の死亡率が低下することが確認されました。
(*) Kritchevsky SB, Beavers KM, Miller ME, Shea MK, Houston DK, et al. (2015) Intentional Weight Loss and All-Cause Mortality: A Meta-Analysis of Randomized Clinical Trials. PLoS ONE 10(3): e0121993. doi:10.1371/journal.pone.0121993
メタ分析の内容

このメタ分析では、肥満者をダイエットをしたグループとしなかったグループにわけて死亡率を比較した15のランダム化比較試験のデータを分析しました。

15の試験の合計被験者数は 17,186人(53%が女性。平均年齢は試験開始時で52才)で、追跡期間は18ヶ月~12.6年(平均27ヶ月)でした。 被験者のBMI平均値は30~46でした。

結果

用いられたダイエットの方法はいずれの試験においても生活習慣の改善(運動やカロリー制限などでしょう)で、ダイエットを行ったグループにおける試験期間中の体重減少は平均で5.5kg(-1.8~13.1kg)でした。 試験期間中に死亡した被験者数の合計は574人でした(いずれかのグループで1人も死者が出なかった試験が3つ存在する)。

ダイエットをしたグループでは、ダイエットしなかったグループに比べて早死に(死因を問わない)のリスクが15%低下していました。 被験者の平均年齢が55才以上の試験だけに限って、あるいは追跡期間が4年以上の試験だけに限って分析しても同様の結果でした。