性別により異なる白米の健康への影響

(2016年9月) "Public Health Nutrition" 誌に掲載されたエスファハーン医科学大学の研究(メタ分析)で、白米の摂取量の健康への影響が男女で異なるという結果になりました。

メタ分析の方法

白米の摂取量と慢性疾患(肥満・高血圧・メタボリック・シンドローム・糖尿病・心臓病・脳卒中・ガン)のリスクおよび死亡リスクとの関係を調べた12の研究のデータを分析しました。

結果
慢性疾患のリスク

女性に限り、白米の摂取量が最も多いグループは摂取量が最も少ないグループに比べて慢性疾患のリスクが40%高いという結果でした。 男性では、白米の摂取量と慢性疾患のリスクとの間に関係は見られませんでした。

死亡リスク
12の研究のうち死亡リスクについて調べた5つの研究のデータを合わせて分析したところ、男性に限り、白米の摂取量が最も多いグループは摂取量が最も少ないグループに比べて死亡リスクが13%低いという関係が見られました。 女性では、白米の摂取量と死亡リスクとの間に関係は見られませんでした。

日本では米が何よりの主食なので、白米の健康への影響と言われても「米を食べずに何を食べるのか?」と思うかもしれませんが、この研究において白米は全粒穀物と対比される食品という位置づけなのでしょう。

全粒穀物に比べて白米などの精白穀物はグリセミック指数が高いので、あまり健康的ではないと言われています。

12の研究というのがどの国で行われたものなのか不明ですが、アジア以外の地域で行われた研究ばかりだとすれば、今回の結果は日本人には当てはまらないかもしれません。