白ワインで皮膚ガンのリスクが増加?

(2016年12月) "Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention" 誌に掲載されたブラウン大学(米国)の研究で、各種のアルコール飲料のうち白ワインでのみメラノーマ(危険なタイプの皮膚ガン)のリスクが増加するという結果になりました。

研究の方法

21万人の白人の飲酒量を調べたのち、平均18年間にわたりメラノーマの発生状況を追跡調査しました。

結果
アルオール飲料全体では、1日1杯(*)の飲酒によりメラノーマになるリスクが14%増加していました。
(*) 今回の研究では、アルコール12.8gを「1杯」とみなしました。
お酒の種類別

お酒の種類別に分析すると、メラノーマのリスクが統計学的に有意に増加していたのは白ワインだけ(1杯/日で13%のリスク増加)で、ビール・赤ワイン・蒸留酒ではリスクは増加していませんでした。

リスク増加が顕著な体の部位

飲酒によるメラノーマのリスク増加が顕著だった体の部位は、日光にさらされることが少ない部位で、20g/日の飲酒により増加するメラノーマのリスクが顔・首・手足など日光にさらされる部位では2%に過ぎなかったのに対して、胴体では73%のリスク増加でした。

解説

白ワインでのみメラノーマのリスクが増えていた理由は不明ですが、他のアルコール飲料に比べて白ワインにアセトアルデヒドが少し多く含まれているのが関係している可能性があります。 赤ワインにも白ワインと同程度にアセトアルデヒドが含まれていますが、赤ワインには白ワインと違って抗酸化物質が豊富に含まれています。

留意点
今回の研究は白人のみを調査対象としたため、有色人種には今回の結果が当てはまらないかもしれません。