閲覧以外で当サイトのコンテンツを利用する場合には必ず引用・転載・ネタ探しをするときのルールに目を通してください。

全粒穀物でカロリーが吸収されにくくなり、安静時のカロリー消費量も増える

(2017年2月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたタフツ大学の研究によると、全粒穀物を豊富に含む食事をするだけで、おのずとダイエットをすることになります。

研究の方法

40~65才の健康な成人81人を2つのグループに分けて、一方のグループ(41人)には全粒穀物を、そしてもう一方のグループには精製穀物を、それぞれ6週間にわたり食べ続けてもらいました。

両グループの食事は研究チームが用意したもので、穀物以外の面(カロリー・脂肪分・タンパク質・果物・野菜の摂取量)に関しては違いがありませんでした。 食事に含まれるカロリーは、それまでの体重を維持する程度のものでした。

全粒穀物を続けたグループの食物繊維摂取量は、米国における食物繊維の推奨摂取量に相当する量でした。

結果
全粒穀物グループは精製穀物グループに比べて、食事が消化される際に体が取り込むカロリーが少なく、さらに安静時のカロリー消費量が増えていました。

全粒穀物を食べることによって余分に消費されるカロリーは、1日につき100キロカロリーほどでした。 100キロカロリーというのは、速いペースで30分間ほどウォーキングをして消費されるカロリーに相当します。

解説

全粒穀物グループでカロリーの摂取効率が落ちたのは、全粒穀物に豊富に含まれる食物繊維が他の食品に含まれるカロリーの吸収を妨げたためだと考えられます。

全粒穀物グループで安静時のカロリー消費量が増えたのにも食物繊維が関係していますが、研究チームは、食物繊維以外の(全粒穀物に由来する)要因も関与していると考えています。