全粒穀物を食べている人は心臓病やガンで死ぬことが少ない③

(2016年6月) "Circulation" 誌に掲載されたハーバード大学の研究(メタ分析)でも、全粒穀物が心血管疾患(心臓病や脳卒中)やガンによる死亡を予防するうえで有益であるという結果になっています。

メタ分析の方法

全粒穀物の摂取量と総死亡リスク・ガンによる死亡リスク・心血管疾患による死亡リスクとの関係について調べた14の研究のデータを分析しました。 14の研究のうち10が米国で行われたもので、残りは北欧諸国で行われたのが3つと、英国で行われたのが1つでした。

データに含まれていた人数は 786,076人でした。 総死亡件数は 97,867件、心血管疾患による死亡件数は 23,597件、ガンによる死亡件数は 37,492件でした。

結果
全粒穀物を食べる量が多いほどに死亡率が下がっていました。 全粒穀物を1日に48g(*)食べた場合の各死亡率の下がり方は次のようなものでした:
(*) 約3食分。 おそらく乾燥重量。
  • 総死亡率: -20%
  • 心血管疾患の死亡率: -25%
  • ガンの死亡率: -14%
研究チームの計算によると、全粒穀物を食べる量が(1日あたり)16g増えるごとに、各死亡リスクが次のように減ります:
  • 総死亡リスク: -7%
  • 心血管疾患による死亡リスク: -9%
  • ガンによる死亡リスク: -5%
言うまでもないことかもしれませんが、全粒穀物を食べるようにする場合には、それまで食べていた主食(米やパン)などに加えて全粒穀物を食べるのではなく、それまで食べていた主食の代わりに全粒穀物を食べるようにします。