全粒穀物は汚染物質も多い。メリットとデメリットどちらが大きい?(レビュー)

(2018年9月) スイス応用科学遠隔教育大学(Swiss Distance UAS)などの研究グループが、全粒穀物が含有する汚染物質に関してまとめたレビューを "Nutrients" 誌に発表しています。

レビューの要旨

  1. 政府系の機関も非政府系の機関も全粒穀物を健康的な食品として推奨している。
  2. 全粒穀物の汚染物質について調べたこれまでの研究によると、全粒穀物には①アフラトキシンなどのマイコトキシン(カビ毒)、②ヒ素・カドミウム・鉛などの毒性金属、③穀物を加工する過程で発生するアクリルアミドなどの汚染物質が含有されている。
  3. 一般的に、全粒穀物は精白穀物よりも汚染物質の含有量が多い。 しかしながら全粒穀物は栄養素も多く、そのために汚染物質の悪影響が緩和される可能性がある。
  4. 全粒穀物の汚染物質がもたらす有害性は、全粒穀物の栄養素がもたらす有益性を上回るものではない。