全粒穀物を食べると死亡率が下がる

(2015年1月) "JAMA Internal Medicine" オンライン版に掲載されたハーバード大学の研究で、全粒穀物を食べることによって死亡率が減少するという結果になりました。 減少していたのは主に心血管疾患(心臓発作や脳卒中など)による死亡率で、ガンによる死亡率は減少していませんでした。

研究の方法

Nurses' Health Study という研究のデータ(1984~2010年。74,341人)と Health Professionals Follow-Up Study という研究のデータ(1986~2010年。43,744人)を分析しました。 データに含まれていた人たちはいずれも、研究開始の時点ではガンも心血管疾患もありませんでした。

結果

データに含まれていた死亡件数は 26,920件で、年齢・喫煙習慣・BMIなど死亡リスクに影響する要因を考慮したのち、全粒穀物を多く食べていたグループでは総死亡率(死因を問わない死亡率)と心血管疾患に起因する死亡率が低いという結果になりました。 ガンに起因する死亡率と全粒穀物摂取量とのあいだに関係は見られませんでした。

研究チームの計算によると、全粒穀物を食べる量を1日あたり1食分(28g)増やすごとに、総死亡率が5%、心血管疾患による死亡率が9%低下します。