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ウェスト÷ヒップの数字が大きい人は心臓発作に要注意

(2016年4月) "Obesity" 誌に掲載された Norwegian Institute of Public Health(ノルウェー)などの研究によると、心臓発作のリスクはBMIよりもウェストのサイズとヒップのサイズの比率(WHR)によく反映されます。

WHRとは

WHRは「ウェスト・サイズ÷ヒップ・サイズ」で算出します。 WHRの目安は、男性では0.9以下、女性では0.85以下です。

WHRの値が大きいということは、ヒップよりもウェストが大きいということです。 そしてウェストがヒップよりも大きいということは、腹部の脂肪が多いということです。 したがって、腹部脂肪に心臓発作のリスクが表れるということになります。参考記事: 腹部の脂肪の原因と弊害、そして対策

WHRに似た尺度として、WHtR(ウェスト÷身長)というものも考案されています。 WHRと名前が似ているので混同に注意が必要です。

研究の概要
14万人超のノルウェー人男女のデータを用いて体の各所のサイズと心臓発作のリスクとの関係を調べたところ、WHRの値が大きい人は、後に心臓発作になるリスク高くなっていました。
  • WHRと心臓発作の関係は、男性よりも女性で顕著でした。
  • 男女共に60才を過ぎると、WHRと心臓発作の関係が薄れてきました。
  • ウェストのサイズがさほど大きくない(男性は102cm未満、女性は88cm未満)場合にも、WHRの値が大きいと心臓発作のリスクが増加していました。
この結果は、喫煙習慣・糖尿病の有無・血圧・コレステロール値・BMIなどの心臓発作のリスク要因を考慮した後のものです。