ワインの健康効果 (レビュー)

(2018年7月) トマーシュ・バチャ大学(チェコ)などの研究グループがワインの健康効果についてまとめたレビューを "Molecule" 誌に発表しています。

レビューの概要

  1. これまでの研究によると、ワインを飲む習慣が様々な慢性疾患の予防に有効かもしれない。
  2. このようなワインの健康効果は部分的には、ワインが含有する抗酸化物質のおかげだと考えられる。
  3. ワインに含まれる抗酸化物質のなかでも抗酸化効果が強いのは、レスベラトロール/アントシアニン/カテキンなどのポリフェノール類である。
  4. 特にレスベラトロールは、活性酸素種(ROS)や活性窒素種(NOS)を中和する作用により心臓病や脳卒中の予防に役立つことが期待される。 レスベラトロールは血液-脳関門(BBB)を通過して脳に入り込むので、脳や神経細胞を保護する効果も期待される。
  5. また、レスベラトロールは、血小板の凝集能を低下させる作用により血餅や血栓の形成を抑制する。
  6. 1日あたりのワインの飲用量(アルコール重量)は、女性では15g(約120~150ccのワインに含まれる量に相当する)および男性では30gほどが適量である。 健康な人であっても、アルコール摂取量は女性で36g/日および男性で60g/日を限度とするべきである。