ワインの健康効果② (レビュー)

(2018年8月) エーゲ大学(ギリシャ)などの研究グループがワインの健康効果に関する最近の研究の結果をまとめたレビューを "Diseases" 誌に発表しています。

レビューの概要

ワインの適度な飲用が健康に及ぼす効果について調べ 2013~2018年のうちに発表された研究のデータに目を通し次の結果となりました:
  1. ワイン(特に赤ワイン)を適度に飲む習慣がやはり、心血管疾患(心臓病や脳卒中)/メタボリック・シンドローム/認知機能低下/抑うつ/ガンといった慢性疾患の予防や治療に有益であるようである。
    ガンに関しては、ワインの飲用習慣があると乳ガンのリスクが増加するという研究や、ワインを適度に飲む習慣がある大腸ガン患者は予後が比較的良好だという研究があった。
  2. 赤ワインは酸化ストレスを抑制したり有益な腸内細菌を育んだりするのにも役立つ可能性がある。
  3. 赤ワインの有益な効果は赤ワインに成分として含まれる植物性化合物(ポリフェノール類)の賜物であると考えられる。
  4. メディテラネアン・ダイエットの一環としてワインを毎日1~2杯飲むのが健康の増進・病気の予防・病気の予後にとって有益かもしれない。
  5. ただし、飲酒習慣の無い人が健康増進のために飲酒習慣を開始する必要はないし、妊娠中・授乳中の女性・胃腸や肝臓に問題がある人・アルコールに干渉される薬を服用している人などは飲酒すべきではない。