冬には鼻血が出やすい

(2015年1月) ロヨラ大学の医師たちが冬の鼻血に関するアドバイスをしています。 その内容は次のようなものです:

冬の鼻血; 鼻血が出やすい人
  • 冬には湿度が下がるために鼻の粘膜が乾燥して鼻血が出易くなります。
  • 粘膜の乾燥が原因の鼻血の場合でも、その程度は少し滲む程度の鼻血からドバっと出るほどの鼻血まで様々です。
  • 冬に鼻血が出やすいのは高齢者です。 鼻の粘膜の潤いが失われているうえに、鼻の血管が薄くなっているので鼻血が出易くなります。
  • 閉経後の女性も鼻血が出やすくなります。体液を増やす作用のあるエストロゲン(女性ホルモン)の量が減るからだそうです。
  • クマジンなどの血液希釈剤やアスピリンを服用している人でも鼻血が出やすくなります。
鼻血が出たときの対処法
  • パニックを起こさない。 鼻血が出るのは異常事態ではなく、大部分は深刻な病気の兆候ではありません。
  • 鼻を押さえる。 頭を後ろに傾けて、鼻を押さえた状態を5分間ほど維持します。
  • 鼻を冷やす。 冷やすことによって、血管が収縮し血流量が減少します。
  • 脱脂綿を鼻に詰める。 脱脂綿にワセリンを塗ったものを鼻に詰めましょう。 ワセリンには皮膚の乾燥予防や、傷の治癒促進などの効果があります。
  • 鼻血がひどい場合には病院に行く。 鼻血の量が多くて血が止まらない場合には、血が出ている血管を焼灼(高温などで組織を破壊し血を止める)する必要があるかもしれません。
冬の鼻血の予防法
  • 加湿する。 特に寝室の加湿が重要です。 布団に入る数時間前から寝室を加湿器で加湿し始めておきましょう。
  • ワセリンを鼻に塗る。ワセリンを1日2回、鼻の粘膜に塗ることで鼻の潤いが保たれます。 専用の塗り薬も市販されているので、そういう製品を利用しても良いでしょう。
鼻血が深刻な病気の兆候である場合
鼻血が大量に出る場合や、鼻血が何度も出る場合には、鼻血が何らかの病気の兆候であることもあります。 心配な場合には耳鼻科で診察を受けましょう。
  • 10代の男の子が、これといった理由もなく大量に鼻血を出した場合には、鼻の腫瘍が原因であることがあります。
  • 鼻血がしつこく何度も出る場合には、白血病や肝臓病の恐れがあります。