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女性は30才を過ぎると運動不足が心臓疾患の最大のリスク要因

(2014年5月) 喫煙や肥満に比べて運動不足は心臓疾患のリスク要因として世間的にあまり認知されていませんが、"British Journal of Sports Medicine" オンライン版に掲載されたオーストラリアの研究によると、30才を過ぎた女性においては運動不足が心臓疾患の最大のリスク要因となりそうです。

研究の方法

PAR(population attributable risk)という指標を用いて、心臓疾患のリスク要因としての肥満(高BMI)・喫煙・高血圧・運動不足を比較しました。 心臓疾患の半分はこれら4つの要因によるものだと推算があります。

データには、1921~1926年、1946~1951年、および 1973~1978年に生まれた女性 32,154人を 1996年から追跡している "Australian Longitudinal Study on Women's Health" という研究のものを用い、このデータに "Global Burden of Disease" という研究の相対リスクの推算を適用しました。

研究の方法

30才までの女性は喫煙が心臓疾患の最大のリスク要因でしたが、30才~80才までの女性では運動不足が最大のリスク要因でした。

研究者の試算によると、仮に30~90才までの女性全員が推奨される量の運動(中強度の運動を150分/週以上)を実行すれば、オーストラリアだけでも毎年 2,000人超の中高年女性の命が救われます。

研究チームは、「心臓疾患のリスク要因は年齢によって内容が変化する」と結論付けています。