女性は男性よりも長時間の睡眠が必要

(2013年12月) 米国デューク大学の研究によると、女性は男性よりも睡眠時間が多く必要です。 睡眠不足が心身にもたらす影響が、男性よりも女性のほうが大きいというのです。

この研究によると、睡眠不足の女性では心臓疾患・脳卒中・鬱症状などのリスクが男性以上に増加するだけでなく炎症も増加します。 炎症は様々な疾患の原因になるだけでなく痛みの原因にもなるため、(睡眠不足の)女性は起床時に実際に痛みを感じることもあると考えられます。

そのせいでしょうか今回の研究では、寝起きのときに女性のほうが憂鬱で怒りっぽく、さらに攻撃的だという結果も出ています。

理由は「マルチタスク」

過去の研究にも女性のほうが睡眠時間が多く必要だという研究があり、その研究によると女性は男性よりも20分間余分に睡眠時間が必要です。

その理由は、睡眠を専門とする医師によると女性の脳がマルチタスク(複数の作業を並行的に行う)だからです:

「睡眠の主要な役割の1つは、脳の回復と治癒です。 深い睡眠状態にあるとき、大脳皮質という思考、記憶、言語などを司る脳の領域は、感覚をシャットアウトして回復モードに入りますが、日中の活動時に脳を酷使していると、必要な回復量が増加し、そのために必要な睡眠時間も長くなります。

女性は男性よりもマルチタスクである傾向が強いため、男性よりも脳をよく使います。 したがって必要な睡眠時間も増えるのです。

男性であっても、日中の活動時に意思決定や水平思考(これまでの思考法にとらわれず自由に考え新しい解決法を求める)を大量に行う人の場合には、睡眠時間が余分に必要でしょう。 ただし、それでも女性の必要睡眠時間には及ばないと思われます」