心臓の健康にとって適切な労働時間が判明

(2016年3月) "Journal of Occupational and Environmental Medicine" に掲載されたテキサス大学の研究で、週に46時間以上の長時間労働により心血管疾患(心臓病や脳卒中)の長期的なリスクが増加するという結果になりました。

研究の方法

仕事と健康の関係を10年以上にわたり追跡調査した 1,900人分のデータを分析しました。

結果

追跡期間中において、1,900人の43%に心血管イベント(狭心症・冠動脈疾患・心不全・心臓発作・高血圧・脳卒中のいずれか)が生じました。

正規労働者(パートタイマーを除く)においては仕事時間が1週間につき1時間増えるごとに、追跡期間中における心血管イベントのリスクが1%増えていました。 この数字は、年齢・性別・人種・給与などの要因を考慮したうえでのものです。

短すぎてもリスクが高い

労働時間が40時間/週を超えるまで心血管イベントのリスクが増加していましたが、40~45時間/週の区間では逆にリスクが下がり、46時間/週から再びリスクが増加し始めました。

長過ぎると再びリスクが増加

労働時間が平均45時間/週のグループに比べたときの心血管イベント・リスク増加率は、労働時間が平均55時間/週のグループで16%、労働時間が平均60時間/週のグループで35%というものでした。

結論
心臓の健康に良い労働時間は1週間あたり40~45時間、週休2日であれば1日あたり8~9時間だということになります。