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ヨーグルトに糖尿病予防の効果②

(2014年11月) 今年の2月にニュースになったケンブリッジ大学の研究にヨーグルトに糖尿病予防の効果があるとするものがありますが、"BMC Medicine" 誌に掲載されたハーバード大学の研究でも、ヨーグルトを食べることで2型糖尿病になるリスクを低減できる可能性が示されています。

用いたデータ

この研究では、医療関係者の健康データが詰まった3つのデータベース(*)のデータを分析しました。

(*) Health Professionals' Follow-up Study(HFPS)、Nurses' Health Study(NHS)、および Nurses' Health Study II (NHS II)の3つ。

各データに含まれていた人数は、40~75才の男性医師 41,497人、30~55才の女性看護士 67,138人、そして25~42才の女性看護士 85,884人でした。 これらの人数は、糖尿病・心血管疾患・ガンをわずらっている人と、乳製品の摂取量が不明な人を除いた後のものです。

データに含まれていたのは、アンケート調査に基づく生活習慣および慢性病の有無に関する情報と、その後2年おきに行われた追跡調査の結果です。

追跡期間中に生じた2型糖尿病の発症件数は、3つのデータベースの合計で 15,156件でした。

分析の結果

乳製品全体では2型糖尿病発症リスクとのあいだに相関関係が見られませんでしたが、乳製品の種類ごとに見ていくと、ヨーグルトに限っては摂取量が多い人で2型糖尿病の発症リスクが低下していました。 この結果は、年齢や BMI、乳製品以外の食品の摂取量などの慢性疾患リスク要因を考慮したうえでのものです。

メタ分析

研究チームはさらに、今回のデータと過去の複数の類似研究(2013年3月までに行われたもの)のデータを合わせたメタ分析を行いました。

その結果は、1日にヨーグルトを28g食べる人では2型糖尿病のリスクが18%低下するというものでした。

考えられる理由

過去の研究によると、ヨーグルトで2型糖尿病のリスクが下がるのは、ヨーグルトに含まれるカルシウムや、マグネシウム、特定の脂肪酸のお陰かもしれません。

また、2型糖尿病患者においてヨーグルトの乳酸菌がプロバイオティクスとして作用して脂肪プロファイルと抗酸化ステータスを改善することが知られていることから、研究チームは乳酸菌のこれらの作用が糖尿病発症リスクの低下にも効果を発揮している可能性があると考えています。