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毎日ヨーグルトを食べていても心身の調子が良くなったりはしない

(2015年4月) 過去の研究ではヨーグルトに血圧降下糖尿病予防などの効果のあることが示されていますが、"Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics" に掲載されたマドリード自治大学(スペイン)の研究で、ヨーグルトは心身の健康に関する生活の質(HRQOL)の向上に寄与しないという結果になっています。

研究の方法
この研究ではスペイン在住の成人 4,445人を平均で3年半にわたって追跡調査してヨーグルトの摂取量とHRQLの変化との関係を調べました。 HRQLの尺度として用いられたのはSF-12と呼ばれるアンケートでした。
SF-12では、全般的な健康状態や、日常生活や娯楽的なスポーツ(ゴルフなど)を支障なく行えるかどうか、心身の問題により仕事などの日常生活に支障が出ていないか、静穏な気持ちで過ごせているかどうか、抑鬱が無いかどうか、活力があるかどうかを尋ねます。
結果

ヨーグルトとSF-12のスコアのあいだに関係は見られませんでした。 ヨーグルトを週に6回以上に食べている人でも、ヨーグルトを食べる回数が週に1回以下の人に比べてHRQOLが良好というわけではなかったのです。

持病も喫煙習慣もなく地中海地方の食事(メディテラネアン・ダイエットとは)を食べている人に限ってデータを分析しても結果に違いは見られませんでした。

研究者は次のように述べています:
「ヨーグルトを食べる習慣の有る人と無い人とを比較した結果、身体的な面においてはHRQOLに違いが見られませんでした。 精神的な面においてはヨーグルトを食べる習慣の有る人の方がわずかにスコアが良好でしたが、統計学的に有意と言えるほどではありませんでした」