ヨーグルトに高血圧を予防する効果

(2016年3月)"Epidemiology/Lifestyle 2016 Scientific Sessions" にて発表されたボストン大学の研究で、ヨーグルトを週に5回以上食べる女性は高血圧になりにくいという結果になりました。

研究の方法

25~55才の女性を主とするデータと40~75才の男性を主とするデータを用いてヨーグルトを食べる習慣が高血圧のリスクに及ぼす長期的な効果を調べました。 データの期間は18~30年間で、データに含まれる人数は不明ですが研究者によると今回の研究は「これまでで最大の規模」だそうです。 データ期間中に新規に発生した高血圧の件数は7万4千件超でした。

結果

高血圧のリスクに影響する各種の要因を考慮してデータを分析したところ、女性の方のデータベースでは、ヨーグルトを食べる回数が週に5回以上だったグループでは、ヨーグルトを食べる回数が月に1回だけというグループに比べて高血圧を発症するリスクが20%低くなっていました。

男性ではヨーグルトの効果が女性ほどには見られませんでした(おそらく統計学的に有意な結果とならなかった)が、これは男性がヨーグルトを食べる量が女性よりも随分と少なかったからかもしれません。

他の食事内容の影響
ヨーグルトを5回/週以上食べるというグループにおいて、高血圧のリスク低下が特に顕著だったのは普段の食生活の内容がDASH食に近い人でした。
(*) 「DASH」とは"Dietary Approaches to Stop Hypertension(食事による高血圧防止)の略語です。 DASH食では、野菜・果物・ナッツ類・豆類・低脂肪の乳製品・全粒穀物を積極的に食べます。
男性と女性を併せた分析において、食生活がDASH食に近くヨーグルトを5回/週以上食べているグループは、ヨーグルト摂取量が週に1回でDASH食からかけ離れた食生活をしているというグループに比べて高血圧になるリスクが31%低くなっていました。