亜鉛不足で炎症が暴走

(2013年2月) "Cell Reports" に掲載されたオハイオ州立大学の研究により、亜鉛の不足により風邪などの感染症の際に、炎症が過剰になることが明らかになりました。

研究者は次のように述べています:

「亜鉛不足により免疫系が暴走します。 亜鉛が、ある種のタンパク質(炎症に関わるタンパク質なのでしょう)の活性を止めるために、炎症が適度な範囲内で治まります」

さらに、この研究で通常のエサを与えられたマウスのグループと、亜鉛を含有しないエサを与えられたマウスのグループを比較したところ、亜鉛不足を原因とする過剰な炎症によって敗血症がひどくなることも明らかになりました。

2年前に行われた研究では、亜鉛のサプリメントが風邪の予防や、風邪をひいてからの症状の緩和、風邪をひいている期間の短縮に一定の効果があるという結果が出ています。

亜鉛は赤身の肉や、貝、乳製品、豆類、ナッツ類に多く含まれています。 サプリメントなどで亜鉛を摂り過ぎた場合の副作用(過剰症)は、吐き気、味覚障害、下痢などです。