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亜鉛や鉄の摂取量が多い人は鬱病になりにくい

(2017年2月) "Psychiatry Research" 誌に掲載された青島大学(中国)の研究(メタ分析)で、食事から摂取する亜鉛や鉄の量が多い人は鬱病になることが少ないという結果になりました。

メタ分析の方法

亜鉛の摂取量と鬱病リスクとの関係について調べた9つの研究と、鉄の摂取量と鬱病リスクとの関係について調べた3つの研究のデータを分析しました。

結果

食事から摂取する亜鉛の量が多いグループは摂取量が少ないグループに比べて、鬱病になるリスクが33%低くなっていました。

食事から摂取するの量が多いグループは摂取量が少ないグループに比べて、鬱病になるリスクが43%低くなっていました。

研究のタイプ(*)別に分けて分析しても、BMIに応じてデータをグループ分けして分析しても、統計学的な有意性は失われませんでした。
(*) ミネラルの摂取量を調べたのち一定期間における鬱病の発生を追跡調査した研究か、それともミネラル摂取量と鬱病有病率との関係を一時点において調べた研究か。
亜鉛と鉄について

亜鉛赤身肉・貝・乳製品・豆類・ナッツ類に豊富に含まれています。 亜鉛は体内に一度に蓄えられる量が少ないため、定期的に摂取することが大切です。 サプリメントなどで亜鉛を摂り過ぎた場合の副作用(過剰症)は、吐き気、味覚障害、下痢などです。

は赤身肉や色の濃い葉野菜(ホウレン草など)などに豊富に含まれています。 鉄分の吸収は、コーヒーや紅茶によって阻害されます。 人体に蓄積された鉄は、出血などで血を失わない限り減ることはありません。