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亜鉛の摂取量が多いと、すい臓ガンになることが少ない?

(2017年4月) "Bioscience Reports" に掲載された云南省第一人民医院(中国)によるメタ分析で、食事で摂る亜鉛の量が多い人は膵臓(すいぞう)ガンのリスクが低いという結果になっています。

研究の方法
2017年1月に発表された研究の中から所定の基準を満たす7つの研究(*)を選出し、それらのデータを分析しました。 データに含まれる膵臓ガンの症例数は 1,659件でした。
(*) 前向きコホート研究が2つで、ケース・コントロール研究が5つ。 高品質な研究が多かった。
結果

食事から摂取する(サプリメントの服用によるのではない)亜鉛の量が最も多いグループは最も少ないグループに比べて、膵臓ガンのリスクが20%ほど低いという結果でした。

細かく分析すると、亜鉛摂取量の多いときにと膵臓がんのリスクが統計学的に有意に下がっていたのは、
  • 研究タイプ別の分析では、ケース・コントロール研究(*)のみ、そして、
  • 研究が行われた国別の分析では、米国で行われた研究のみ
でした。
(*) 前向きコホート研究よりも信頼性が低いとされる。