アジスロマイシンなどの抗生物質で不整脈のリスク

(2013年3月) 米国食品医薬局(FDA)が、ファイザー製薬の製造する抗生物質のアジスロマイシン(商品名: ジスロマック)で一部の患者に不整脈のリスクがあると警告しています。

2012年5月に "New England Journal of Medicine" 誌に掲載された研究では、様々な抗生物質の中でもアジスロマイシンで心血管が原因の死亡率が高いという結果が出ています。

FDAによると、アジスロマイシンによって心臓の電気的活動に異変が生じ、「QT間隔延長(prolonged QT interval)」と呼ばれる致命的となりかねない不整脈が起こる可能性があります。 QT間隔延長では心臓収縮のタイミングが不規則になります。

アジスロマイシンで不整脈が発生するリスクが高いのは、カリウムまたはマグネシウムが少ない人、心拍が遅い人、または不整脈の治療を受けている人です。 トルサード・ド・ポアントと呼ばれる不整脈の病気の人も、アジスロマイシンで問題が起こる可能性があります。

また、アジスロマイシンと同種のマクロライドという薬、さらにフルオロキノロンなどの非マクロライド系の抗生物質でもQT間隔延長が起こる可能性があります。